事務局ブログ(週1回更新)

2015年3月4週目|新しい春に向けて

醤の郷+坂手港プロジェクトのスタッフ・こにしです。

3月21日に池田イマージュセンターにて、
「さっちゃんと子育ちについて語ろう」という講演が行なわれました。
講演してくださったのは、70歳で現役高校生をしていた佐藤さちこさん。
高校生活では高校生の弁論大会に出場し、文部科学大臣賞を受賞されました。
現在は73歳で、国立大学を目指す元気な浪人生です。愛称はさっちゃん。
そして、その娘さんである山下アキさん。ラジオパーソナリティをしておられます。

さっちゃんは、8年前に旦那さんを亡くし、数年後には旦那さんと
一緒に経営していた会社が倒産してしまうというできごとがあり、
ショックでうつ病になってしまいました。

何と話しかけても「死にたい」としか言わないさっちゃんに限界がきたアキさんは、
「どうせ死ぬなら、やり残したことをしてから死んだらいい。」と言ったそうです。
この一言で、自分がしたかったことは何だろう?と考えたさっちゃんは、
10代の頃に諦めた高校に入学するという夢を、再び胸に抱きました。

希望をもったさっちゃんを家族は全力で応援し、孫と一緒に受験勉強、
苦手な英語も必死で覚えたそうです。そして高松商業高校に見事合格!
10代の生徒たちに混じって高校生活を楽しみ、勉強も人一倍頑張ったそうです。
そして卒業の年、先生に勧められて、自らの経験を言葉にし高校生の弁論大会へ出場をしました。
家族に支えられながら何度も何度も練習し、全国大会でトップとなる文部科学大臣賞を受賞。

今回の講演ではその弁論を聞かせていただきました。
さっちゃんが自らの経験を通してたどり着いた答えは、
「何かをはじめることに遅すぎることはない」でした。

アキさんが話されるさっちゃんと家族の挑戦、さっちゃん自身の弁論を伺い、
自分自身の挑戦したいことなどと重ね合わて勇気づけられました。
親が子どもを育てるだけでなく、家族同士が育て合うことの大切さも感じました。

その日の午後からは、ぎゃらりぃ松尾にて、小豆島高校文化部の発表会が行なわれました。
発表会のタイトルは「SHOKOLATE(ショコラテ)」。人の心を温かくできるような
ホットショコラテと、小豆島高校の愛称である小高をかけて考えられたタイトルです。
3年生は卒業したので、新3年生と新2年生の発表でした。

吹奏楽部の心地のいいトーンチャイムの音色からはじまりました。優しく響く美しい音色と、
ぎゃらりぃ松尾のお庭に咲きかけている木蓮のつぼみがよく合っていて、癒されました。
続いて、ギター部によるアコースティックライブ。みんな上手く堂々と歌う姿が印象的でした。

最後の吹奏楽部の演奏では、ホルン、フルート、クラリネットのきれいな音色に、
春の陽ざしのまぶしさと暖かさも加わって、気持ちのいい空気に包まれました。とても素敵な時間でした。

年度の変わり目に、たくさんの人から元気をもらって、春からも小豆島で頑張ろうと思えた一日でした。